ヒプノセラピー(対話療法)の体験談をいただきました!
ご自身も鋭い感性をお持ちのセラピストの方がセッションを受けてくださいました。
相手の意識との対話は、お互いの潜在意識下で進めていきます。
相手の考えていることや、現在の状況を客観的に整理し俯瞰して見ることができるので、気づきを得ることができます。
催眠状態はリラックスしているけど集中力の高まった状態です。素晴らしい洞察力で対話を進めていかれました。
セッションの後、変化が起きたようです。
参考になる詳しい体験談をありがとうございました。
婚約者との関係についての悩み
年始に仕事に関する悩みで先生に相談したところ、大きな気付きを得られたこともあり、その後仕事も順調に進むようになったことから、今回の悩みについても先生に相談させていただくことにしました。
セラピーに入る前のカウンセリングで、婚約者との関係性や、私も彼もある意味で言うところの虐待サバイバーであること、彼に対し、本当はもっと開き直って大きく構えていたいのだけれども、その覚悟ができずにいることを相談しました。
先生がいくつかセラピーについて提案してくださる中で、エンプティチェアという、潜在意識のなかで彼と対話をするものをお願いし、催眠に入っていきました。
キラキラとした神殿の中のような部屋に、赤い座り心地の良い椅子が二つ向かい合わせに並んでおり、私と彼がそこに腰掛け、対話が始まりました。
先生の誘導のもとに行われる彼との対話を、先生にも聞こえるように口に出して行うのですが、不思議なことに、私の番に話したことというのは、彼の番になると少しぼんやりとしてしまって思い出せなくなることが度々ありました。
その度に先生が少し前のお互いの発言の要点をまとめて教えてくださいます。
私がそこで痛烈に感じたことは、彼の不安と孤独感でした。
彼は今までの人生のなかで多くの裏切り(彼が原因であったことも含まれますが)と感じられることを体験してきており、私のこともやがては離れていく存在だと言い放たれました。
私は懸命に言葉を尽くし、愛について説き、現実でもそれを改めて彼に伝えることを約束しました。
何よりも嬉しかったのは、彼に「愛してはいる」とはっきり言ってもらえたことでした。
ただ、色々な面で自信がないとも言われ、改めて彼が自信を持って覚悟を決めるためには、絶対的な信頼関係が築ける相手が必要なのだと再確認しました。
対話の中で彼が「また手紙を書いてほしい」と言っていたので、来月の彼のお誕生日には、プレゼントとバースデーカードとはまた別に、たっぷり愛のこもったお手紙を送ろうと思います。
セラピーが終わり、彼に対して開き直って大きく構えて日常を送るという覚悟がしっかりと私の中に根付いていることを確信でき、とても嬉しく安心できました。
しかし、その晩は彼に泣きついてしまうという事件が起きてしまいました。彼は私が泣いている間優しくなだめてくれました。
よく考えてみれば、問題が明るみになってからこんな風に彼に対して感情をあらわにすることは初めてで、好転反応の一つだったのだと思います。
その後、しばらく湧かずに心配していた怒りの感情も正常な範囲で感じることができるようになってきて、私自身の精神も大きく落ち着いてきているのを感じます。
彼との関係再構築にはまだまだ時間がかかると思いますが、20年、できれば50年と経ったときに、「あのときはほんとバカだったね!」と笑いながら背中を叩いて、彼に「ほんとうにごめんな。ずっと一緒にいてくれてありがとう。」と言われるという理想像ができました。
実際には彼はそんな台詞は口にはしないでしょうが、私はその想いを感じとることができる確信が持てています。
またなにか違った形で困ることがあれば、相談させていただきたいと思います。
今回も貴重な体験を本当にありがとうございました。
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